寺には、やたらたくさんの賽銭箱がある。

そんなに金がほしいのか?



違う!!!!!!


まあ、確かにお金はほしいけれども。

お金を使って生活していますから。


だが、賽銭箱は

寺の人間のためにあるのではない。


浄財



寺に来たときくらい、物欲から離れよう

…なんて、住職は言っていたが。

わずかでもお金を出すことが

施し

となるという。


私たちは、

人に何かをしてあげて:施しをおこなって

はじめて心の幸せを得られる生き物である。


ほら…

「してもらってばかりじゃ悪いなあ」

という心がどこかでわくじゃないですか。

日頃、求めてばかりの私たちですから、

仏様に、何かしてさしあげることで

幸福を得よう

というわけ。

できることをしてあげる幸福。


だから、

賽銭箱を見るたびにお金を出さなくてもいいんですよ。