自分にとって喜ばしいことであるはずなのに、
心の底に嫌なものが沈む。
ビリビリとした感覚を覚える。
そういうときは、
勇気を出して撤退すべき。
それは、よくないことが起こる前兆だから。

この感覚は、
ゆううつな時のどんよりした重さとは違う。
まるで、警告が鳴らされているような感覚なのだ。
「ダメだ。そっちに行ってはいけない」
心の中から声がする。
私は、就職にあたり、
この警告を無視して体を壊し、
結果職場を変えることとなった。

悪いことが起こる予兆は必ずある。
予兆を見逃さないこと。
それが「本能の壊れた動物」である人間の、
最後の本能だと思う。