教えてください。大学生への給付型奨学金は、高卒就職の人との不公平を生じさせる、
つまり高卒就職の人を不利にする
とはどういうことですか。


学歴社会の現代日本において、
高卒より大卒の方が待遇がいいことが多いけれど、
大企業就職を考えるなら、実は高卒有利な面はあるし、
大学に行くことで、かえって選択の幅が狭まってしまう人もいるし
何より、前向きに選んだことなんだろうから
不公平も何もないだろうと思ってしまった。
端的に言えば、
大学に行くというぜいたくのために税金を使うなんてとんでもない
と思っているから税金を使いたくないとのではないかということ。
政治家の皆様、本当にそう思っているのならば、
大学に行かないことにインセンティブを働かせないと。
大卒者からたくさん税金を取る?
卒業を入学以上に厳しくする?
早くから働いた人の生涯賃金を上げるなど有利にするには…どうしよう。


私は大学に行って本当によかったと思っている。
大学とは、自分の心の目を拓く学問と心の波長の合う友人:心の友に出会う場所。
私はそういう学問と友人に、大学で出会えた。
そういうふうに思える大卒以上の社会人、学生は、この世の中にどれだけいるのだろう。
それが目指すところでないならば、大学に行く意味はないとすら思う。
高い奨学金の返済に苦しむならなおさら。