知人がそう言っていたことを思い出し、思ったことを書いてみる。

宇多田ヒカルは天才。
たくさんの歌手がカヴァーする「First love」
自分の初恋を詞にしたらしい。(相手は年上だったのかなあ)
あんなにも官能的で、かつ少女っぽさが見える。
曲も合っている。

最近評価がよくないみたいだけど、浜崎あゆみも天才だと思う。
あんなに繊細な詞を書ける人はそういない。
あんなにおしゃれで幻想的なPVもそうそうない。
「愛の反対は無関心」ということで、まだ名前が出てくるだけいいのかなあ。
誰かに詞を提供したらいいのに、とも思う一方、
あの詞を自分のものにできる人がいるんだろうかとも思う。


それでも、コンスタントにいいものを出し続けるのは至難の業。
作品は自分の内面にあるものの表現。
いつかは枯渇するか、同じようなものになったりするのは必至。
天才でさえそうなのだから一般人の私たちが「ネタ切れ」や「質の低下」をおこすのはなおさら。


一定の質を保った状態で、人に何かを提供するのは非常に難しい。
そのことを可能にする数少ない方法が「じっくり時間をかけて準備する」ことではないかと思う。
世の中、もうすっかり待てなくなってしまった。
待って逃げてしまう大事なものなんて、実はそんなにない。
仕事で時間をかけすぎるのは確かに顧客を逃すけれど、
「巧遅は拙速に如かず」の「拙速」が、今、あまりにもひどい。