好きな人じゃないと結婚しない

これが今、結婚にあたって言われること。

ひと昔前は

結婚する理由が「好き」だなんてとんでもない

だったらしい。

私はその価値観を理解するし支持する。



親族にもなるというのに、

「好き」なんていう簡単に移ろう気持ちを基準にするなんて不安すぎる。

それより、家柄とか収入のような、

はっきりとわかるものの方が安全だと思う。

家柄なんていうある意味自分で決められないものに頼る?

家柄はその人の生活、価値観の形成を左右する。

生活や価値観の違いは衝突を生む。

ある意味、平和に暮らす知恵だったのではないか?

収入だって移りゆくものではあるけれど、

金銭感覚だって価値観のひとつ。



何より私としては、

価値観が合わない相手とは、

今は好きであっても

時が経つと嫌いになっていく

しかも好きだったところがそのまま嫌いなところになる

という悲劇が起きやすいと思う。

しかも、感情でつながったふたりの別れは泥沼になりやすいのでは?

その傷に耐えられる人ならいい。

しかし、誰でも耐えられるわけではないから、

誰しもにとっていいことではない。



性格、価値観が合って、

この人との結婚生活で

自分の求めるものを得られるのならば、

結婚する時に燃えるように好きでなくてもいいじゃない。

そのうち好きになるし

そうならなくても穏やかに暮らしていける。

みんながみんな恋愛体質になんてならなくていいんだ。