きょうこのことを思う

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敬老の日を含む三連休に合わせて。

みつえばあちゃんとボク
岡野雄一
西日本新聞社
 
私は、西日本新聞に掲載されていたのを読んだので、

本作掲載の漫画はひととおり見たことがある。

それでも楽しめる一作。


ペコロスおかの…岡野雄一先生の作品は、 

絵のタッチが丸くてかわいく、文字が素朴。

「笑い・社会・老い」の3要素がいい感じに散りばめられている。
(全部「い」で終わらせることができて満足。話し言葉なら気持ちいいだろうな)

岡野先生といえば

『ペコロスの母に会いに行く』だが、

個人的にはこちらがいい。

…それは、心が子どもだから?

確かに、子どもらしい夢っぽい話は本作ならではだと思う。


そこがいいんだけど。


本作の中で、印象深いワード。

 「ヨルトシナミ」

はじまりはひとつの単語。

そこから、どんどん「ずれていく」のがおもしろい。


「くみとり」
ここのみつえばあちゃんの言葉がいい!



「まーくん、おばあちゃんは本当はもうボケてしもうとって」
このテーマは繰り返される。

『こころがホッとする考え方』
すがのたいぞう
PHP文庫

「お金持ちになる」や「幸せに生きる」などのような
方法を解く本は、一文一文をじっくり読む必要はそんなにないのだと気づいた。
まずは目次をしっかり読む。
このとき、何も頭から読む必要はない。
その時ほしいという箇所を読む。

この本もそういうタイプの本。
見開き1ページで1項目。
1日1見開き(つまり、2ページ)、絵本のように眺めるだけでもいいかも。  

第1章 少しだけ見方を変えてみよう
第2章 人とラクにつき合うために
第3章 こだわりを捨てればラクになる
第4章 自分を見つめ直してみよう
第5章 心が重たくなったときには
第6章 問題に直面したときには
第7章 もっと自分を活かすために

うつの人の考え方の改善から日頃のものの見方まで、用途は多岐にわたる。
抵抗感のあることも書かれていない。

似たようなことは、前から思ってはいたし、なんとなく知ってはいた。
だが、たまたまかもしれないと思い、人には言えなかった。
この本を読んで、本当なんだと勇気が出た。


『夢を叶えたいなら、その夢に「名前」をつければいいんです。』
ミナミAアシュタール
泰文堂

はっきりした夢を描く。

夢を描けば行動が変わる。

人生って、とっても甘いのよ〜〜


とても現実的な、夢を叶える本。
勇気と元気をもらえる本。


描けば叶うものではない?
…ならば問う。
その夢は、周りに合わせた夢じゃないか?
その夢を叶えてどうなるか、というビジョンのある夢か?


夢は、なんでもいい。
夢を描けば叶う。

重松清先生の著作が私の愛読書。

著者が執筆において提示しているテーマは
「ひとり」対「みんな」というテーマだということを、
講演を拝聴する機会があって知った。
『きみの友だち』 は、そのテーマが色濃く表れている。

「恵美ちゃん」は本作において2回主人公になる。
「みんな」を信じなくなった小学校時代と、
友だちとのお別れを経験する中学時代の2回。
主人公でなくても、必ず恵美ちゃんは出てくる。
この話の登場人物が、まるでそれぞれの到着地点に向かう途中で
恵美ちゃんを「通り過ぎる」。
みんな、到着してもほとんど何も解決していないけれど、心は晴れやかであるようだ。

みんなを信じず、心を開かない「恵美ちゃん」の
唯一の友だちが「由香ちゃん」という女の子。
「由香ちゃん」は、「みんな」から超越した存在。
私たちの日常生活、特に学校に通っている人だと、
「決まったグループに入れない」人はどことなく色眼鏡で見られる。
そのことが原因なのか、当人は非常に大きな苦痛を伴う。
一般的にはそうじゃないのか。
しかし、由香ちゃんは、そういう苦痛を感じている様子がない。
見せないのか、そもそもないのか、はわからないけれど、
いずれにせよ、人付き合いの苦痛を感じている様子が書かれていないのだ。


ひとりひとりは悪い人間でないのに
「みんな」となると残酷になる。
グループの中で、グループに入らない人を、
攻撃してしまう。
「みんな」から離れれば人は間違いなく幸せになれるのに、
なぜ離れられないのだろう。
「みんな」を信じない恵美ちゃん。
「みんな」から超越した由香ちゃん。
その他、いろいろな立場で「みんな」の中にいる人たち。
その心の描き方が、非常に絶妙。

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